1ヶ月くらい前からだろうか、ラジオで過払い金返還に関するCMがうざいくらいに流れている。

過払い金返還とは、主にアコム、アイフルなどの消費者金融(サラ金)から借りた金を返す際に、利息として請求されていたお金があまりにも高かった(利率が高過ぎた)ことや、10年ほど前まではグレー金利という、法律の抜け穴を利用して高い利率が設定できたことのツケのようなものである。

法務大臣認定司法書士?のアベリョウという人物が、過払い金返還請求できるのが今年で最後であること、及び新宿事務所なら返還実績も高いので安心ですよ!と宣伝しているわけだ。

弁護士や司法書士のような法律屋を間に介さなくても返還請求は可能らしいのだが、必要な書類を集めたり書類を書いたりするのが面倒くさい人はお金払ってくれれば代わりに書類を作ってあげます〜系のビジネスモデルだな。

これは車の車検を通すときに、ガソリンスタンドやディーラーに頼むとお金がかかるのと同じ仕組み。
平日に時間が取れれば自力でできるのだが、やり方を知らない人や「なんとなく」みんなが代行で車検を通しているから自分も…、という人に需要がある。

ユーザー車検と言って、自賠責と更新手数料さえ払えば自力で車検など通せてしまうのに、知らないせいでオイル交換やら部品の交換などで無駄にお金を払うことになる。 

このタイプのビジネスモデルは基本的に「頭の悪い人間」「情報弱者」「お金持ち」のどれかを対象にしており、需要があるから成立している事情もあるので、法律屋の存在やビジネスモデル自体について俺は肯定的だ。

ただ、過払い金返金請求が起こる原因を作った者の存在について、俺は一言申しておきたい。
10年ほど前にアコムやアイフルを普及させた媒体は何だったのか考えてみると面白い。

当時、全国的にサラ金を広めたのはテレビ、ラジオなどの媒体である。 
そして、CMを作った広告代理店やCM制作会社の存在。

10年が経過し、サラ金からの返金請求を宣伝しているのもテレビ、ラジオといった媒体。
そして、CMを作る広告代理店やCM制作会社…。 

どうりで儲かるわけだ!
こうして日本では、儲ける仕組みが作られてゆく…。